2011年03月31日

沖縄の電離層異常が要注意レベルに!!



気になる衛星画像。



【MODIS AQUA 3/31 12:37JST 】










空洞雲、波状雲、棒状雲?の雲が……。

空洞雲は10時頃発生し16時頃崩れてきましたが、位置は変わらず。






そして引き続き沖縄の電離層異常ですが、

電離層異常が要注意レベルにまで!!



【電離層嵐】



沖縄 3月31日 15:00~18:45の間<継続中>

F層臨界周波数は正相電離層嵐傾向が継続した模様で、

3月31日 18:00 頃のF層臨界周波数は約14.6MHz。



僕の29日のブログ。



あまりにも沖縄の電離層異常が気になるので、

全国的にも有名な地震予知の専門家に聞いて回答を得ました。




「現段階のレベルでは要注意程度かと考えています。

ただ、発生が太陽の影響が少ない夜間に集中しているのが多少気になります。

今後、臨界周波数が“15MHz”前後に上がったり、

Eスポが発生してくるとやや警戒かと思われます。

現在、どこで大きい発震があっても不思議では無い状況ですので、

念のため用心はなさった方が宜しいかとは思います。」




つい先程、

3月31日18時のF層臨海周波数が14.6MHzに達しました。

警戒値に近いので皆さん、

くれぐれも気を付けて下さいね。



その専門家にまた聞いてみたところ、

南九州~沖縄~台湾周辺は要注意だそうです。




また、

3月26日午前8時30分頃、

小田原市東町の酒匂川河口の相模湾の波打ち際で、

クジラの仲間のコマッコウが打ち上げられて死んでいるのが発見されてます。










1頭だけなので地震との関連は無く偶然なのかなとは思いますが、

東海という場所が場所だけに気になります。

厳重に警戒して下さいね。





  

Posted by 小橋川大介 at 20:21

2011年03月30日

震災後の地殻変動情報



気になる衛星画像。

【TERRA-Night SST 3/29 22:12JST】






嫌な南海周辺にまた欠損ライン。






国土地理院のGPS地殻変動情報が地震後データを更新した。


『最新のGPS地殻変動情報』

3月12日迄のデータを使用して、3月29日に更新。



やはり全国的に地殻変動の動きが出た。

前回の更新より、

内陸の天道で20.2cm、気仙沼が47.2cm、山田が29.5cm、水沢が29.4cm 東へ地殻移動。

マグニチュード9.0にしては思ったより動き少ないようです。

これより大きい変動を予想していた。

僕が注目している硫黄島2は23cmだった。

しかし気になるのは、

南伊豆、串本、御前崎、月浦、等が、

天道、気仙沼、山田、水沢等の場所と地殻移動方向が逆転していることだ。

太平洋プレートの圧とフィリピン海プレートの潜り込みのせめぎ合いに、

日本海側のアムールプレートが絡み合っている。

中央構造線(富士山あたりね)を境に、

列島がひん曲がりそうにも見えます。

ひん曲げられるとマグマが暴れ出します。



……富士山(汗。





気になる方は、

国土地理院の地殻変動情報をじっくりご確認下さい。



『国土地理院の地殻変動情報(PCのみ)』

http://mekira.gsi.go.jp/project/f3/ja/index.html






僕が25日に書いた情報↓↓↓



21日に三宅島のFM電波観測でノイズが、

24日、そして本日25日の未明と朝に三宅島で強力なノイズが観測されました。

大気イオン濃度も東京国分寺の観測でやや高い傾向があります。

このような現象はもし地震があるとしたら1週間以内に起こるパターンです。



その1週間後が明後日の4月1日なので、

関東及び隣県、隣々県の沖、

伊豆諸島や小笠原諸島、

その下のマリアナまでは1週間は引き続き警戒して下さい。





  

Posted by 小橋川大介 at 19:48

2011年03月30日

昨夜、沖縄でM5.2




平成23年03月29日19時53分 気象庁発表、

03月29日19時48分頃、地震がありました。

震源地は石垣島近海で、

震源の深さは約10km、

地震の規模(マグニチュード)は5.2と推定されます。










電離層異常はこれだったのか?

西表島の船浮で震度1でした。

マグニチュードの大きさの割には震度は小さいとお思いでしょうが、

地震の規模(マグニチュード)と震度は必ずしも比例しません。

マグニチュードが1増えると、

エネルギーは約31.62倍、

2増えると1000倍となります。



マグニチュード5.2をTNT換算(凄く簡単に説明すると爆薬量)すると、

480tになります。

ちなみに東北地方太平洋沖地震のマグニチュード9.0をTNT換算すると……




……




……4億8000万tです(汗。



ちなみにこれまで地球で起きた最強の地震は、

1960年のチリ地震で、

マグニチュード9.5です。

TNT換算すると……26億t(汗。

どんなパワーやねん(汗。



ちなみに、

恐竜絶滅の原因と見られる、

小惑星が地球に衝突した時に発生した地震(推定)はマグニチュード11。

TNT換算すると、

4800億tです(汗。

パワーが天文学的数字過ぎて意味が分かりません(汗。





この地震が起きたからといって、

もう電離層異常の原因が終わりという訳ではありません。

引き続き警戒をお願いします。





  

Posted by 小橋川大介 at 08:00

2011年03月29日

ここ数日の沖縄電離層異常についての専門家の回答




あまりにも気になるので、

全国的にも有名な地震予知の専門家に聞いて回答を得ました。





「現段階のレベルでは要注意程度かと考えています。

ただ、発生が太陽の影響が少ない夜間に集中しているのが多少気になります。

今後、臨界周波数が15MHz前後に上がったり、

Eスポが発生してくるとやや警戒かと思われます。

現在、どこで大きい発震があっても不思議では無い状況ですので、

念のため用心はなさった方が宜しいかとは思います。」





……とのことですので、頭の片隅に絶対入れといて下さいね。





  

Posted by 小橋川大介 at 23:36

2011年03月29日

沖縄で“また”電離層異常




※電離層異常 ※

【電離層嵐】

前回、3月26日 23:15〜3月27日 4:00の間に電離層異常がありましたが、

今回、3月28日 19:30~3月29日 3:30の間に電離層異常がありました。



前回、3月27日の午前2:30頃のF層臨界周波数は約8.8MHz。



今回、3月28日 19:30~3月29日 3:30の間、

F層臨界周波数は正相電離層嵐傾向が継続した模様で、

3月29日午前2:45頃のF層臨界周波数は約 10.2MHz。



↑↑↑

ホント、こんなん書かれても意味不明だと思いますが、

数値は見聞き流してもいいので、

「異常があったらしいから用心しよう」

と心掛けて下さるだけで結構です。



この“事”を頭に残しておいて下さいね。



ちなみに前回の異常時(2〜3日前)には、

震度1の小さい地震が2回ありました。



この沖縄の電離層データは、

沖縄の大宜味村にある「大宜味大気観測施設(NICT大宜見)」の、

今朝に発表されているデータに基づきます。






  

Posted by 小橋川大介 at 17:40

2011年03月28日

地震・放射能・火山




今日は、

北海道の女満別で地電流に変動があったくらいでしたが、

引き続き警戒を。





日本は地震のリスクはあっても治安は世界一なので、

世界一安全に暮らせる国だ。

それが地震だけでなく、

放射能汚染という深刻な状況が長期化する恐れが出てきました。

太平洋を取り囲んだ地域は、

プレートに沿った地震の多発地帯なので、

南米やアメリカ西海岸の人々はどうか分かりませんが、

日本人は震度4までは想定内で、

それを超えると「ちょっとまずいな」と考える程度で暮らしてる気がする。

それに長い地球の歴史の中で、

自分が生きているうちに大きな地震が起きるとは限らないから、

余計に過去の教訓を活かさず生活し、

逆に活かす難しさがあったかもしれない。

しかし、

天災でない放射能汚染事故は絶対あってはいけないことであり、

その絶対起こしてはいけないことに対して、

あまりに対策も責任の所在もハッキリしていないのは、

海外に対して信用を疑われかねない。

現に僕の尊敬する政府関係にも精通しているWさんいわく、

「福島沖に停泊しているアメリカの軍艦が被爆してアメリカが怒っている」

という情報(事実かどうかは?ですが…)もあるくらいだ。

ありとあらゆることを想定して、

人々の安全を守らなければいけなかったものを……。



今、

世界の火山は、

休止していたものが徐々に目を覚ましてきて活動期に入ってきたそうだ。

2010年5月にアイスランドの火山が噴火して、

欧州の空の便に多大な影響を及ぼしたのは記憶に新しいと思いますが、

日本では、

霧島新燃岳が52年ぶりに爆発的噴火を起こしており、

日本列島の火山も活動期に入った可能性が高い。

今回の地震がそのきっかけになるのは十分に考えられる。

もちろんそれは富士山のことを言っています。

遥か東方のハワイ、キラウエア火山も3月5日から活発化しているみたいだ。

この前も書きましたが、

北朝鮮と中国の国境に「白頭山(ペク・トーサン)」という火山がありますが、

この白頭山は、

10世紀に過去2000年間で世界最大級とも言われる巨大噴火を起こし、

その火山灰は偏西風に乗って日本の東北地方にも降り注いだそうだ。

その白頭山についてですが、

韓国統一省は今月17日、

「北朝鮮側が白頭山で火山活動に関する合同地質観測を行うよう韓国側に提案してきた」

と発表しました。

2002年以降、

白頭山では地震の回数が以前よりも約10倍に増加。

頂上の隆起、カルデラ湖や周辺林からの火山ガスの噴出が確認されていて、

韓国の学者さんが、

「白頭山は2014年から2015年の間に噴火する可能性がある」と発表もしています。

今回の北朝鮮からの提案を受けて、

韓国気象庁は3月初旬に朝鮮半島での火山観測体制を構築し、

関連の予防対応策を策定し始めているそう。



「太陽活動が低下している」と以前書きましたが、

太陽活動が低下すると宇宙線(高エネルギーの放射線)が増大し、

宇宙線も防御できず、

宇宙線の地下深部の浸透量が多くなり、

マグマは大きな刺激を受け暴れ出します。

おまけに寒冷化の方向に向かう。

また書きますが、

菅内閣は原発の火で日本を沈没させてしまうかも知れないが、

更に追い討ちをかけて白頭山の噴火は日本を埋没さてしまうかもしれない……。





『白頭山のカルデラ』








  

Posted by 小橋川大介 at 23:49

2011年03月28日

みんなで分け合えばできること




題名

『みんなで分け合えばできること』







  

Posted by 小橋川大介 at 22:10

2011年03月27日

沖縄で電離層異常




今日のFM電波観測ですが、

またまた三宅島で朝に強力なノイズ有り。

千葉香取で午前にノイズ。



※電離層異常※

【電離層嵐】

昨夜の日付が変わる前から沖縄で電離層異常がありました。

3月26日 23:15〜3月27日 4:00の間。

F層臨界周波数は正相電離層嵐傾向が継続した模様で、

3月27日午前2:30頃のF層臨界周波数は約8.8MHz。

↑↑↑

こんなん数字も一般の方が見たら意味不明だと思うので以後省きます。



こういうデータは僕が言葉で分かりやすく書いてこまめにアップしていくので、

地震が心配な方はチェックして下さいね。



電離層異常はこの地震の前触れだったのかは分かりませんが、


今朝の4時半頃と先程、

平成23年03月27日20時29分気象庁発表、

03月27日20時25分頃地震がありました。

震源地は西表島付近で震源の深さは約30km、

地震の規模(マグニチュード)は4.1でした。









両方とも震度1だったのですが、

電離層異常は1番気になるので、

注意して下さい。

ちなみに11日の大地震の時は北海道から沖縄まで電離層異常でした。

全国一帯が異常値を出すなんて考えられないので、

今後1番重点的に観測していきます。





気になる衛星画像がありました。



【AQUA-Night SST 3/27 02:00JST】








何で東海地方にだけいつもノイズが出るのだろう?

地震警戒地区なので目が離せません。

とにかく東海地方の方々は気を付けて下さいね。





  

Posted by 小橋川大介 at 21:30

2011年03月27日

日本の原子力発電所における秘密【原発奴隷】




僕は20歳をまたいで計5年ほど東京に住んでいました。

どこの原発にだったかは忘れましたが、

原発に3ヶ月間働きに行っていたという友達がいました。

原発に興味があった僕はその友達に色々質問をしては内部のことを聞いていたのですが、

当時は何とも思わなかったある“コト”を思い出したので、

調べてみたらスペインの全国紙にこんな掲載がありました。

僕が聞いていたある“コト”とは、





「日本の企業は原発の清掃のためにホームレスを募っている」





ということです。



ここからはそのスペインの新聞記事(原発に反対する大阪の会「美浜の会」が訳)をご覧頂きます。

「美浜の会」さんの訳を、

僕がさらに分かりやすくまとめたので、

原発のことを全く知らなくても読みやすいと思います。

読みやすいですが結構長いので、

時間にゆとりがある時にじっくりとご覧下さい。

なるべく多くの人に読んで欲しいです。






【スペインの全国紙エル・ムンドの2003年6月8日にこんな記事がありました】



日本の企業は、原子力発電所の清掃のために生活困窮者を募っている。

多くが癌で亡くなっている。

本紙は、

このとんでもないスキャンダルの主人公達から話を聞いた。

DAVID JIMENEZ(東京特派員)


 


福島第一原発には常に、

もう失うものを何も持たない者達のための仕事がある。



松下さんが東京の公園で住居としていた4つのダンボールの間で眠っていた時、

2人の男が彼に近付きその仕事の話を持ちかけた。

特別な能力は何も必要なく、

給与は工場労働者の仕事の倍額が支払われ、

48時間で戻って来られる。



2日後、

松下さんと他10名のホームレスは、

首都から北へ200kmに位置する発電所に運ばれ清掃人として登録された。

「何の清掃人だ?」

誰かが尋ねた。

監督が特別な服を配り、

円筒状の巨大な鉄の部屋に彼らを連れて行った。

30度から50度の間で変化する内部の温度と湿気のせいで、

労働者達は3分ごとに外へ息をしに出なければならなかった。

放射線測定器は最大値を遥かに超えていたため、

故障しているに違いないと彼らは考えた。

1人、また1人と、

男達は顔を覆っていたマスクを外した。

「眼鏡のガラスが曇って視界が悪かったんだ。

時間内に仕事を終えないと支払いはされないことになっていた。」

53歳の松下さんは回想する。

「仲間の1人が近付いてきて言ったんだ。俺達は原子炉の中にいるって。」



この福島原発訪問の3年後、

東京の新宿公園のホームレス達に対して、

黄ばんだ張り紙が、

原子力発電所に行かないようにと警告を発している。



“仕事を受けるな。殺されるぞ”



彼らの多くにとってはこの警告は遅すぎる。

日本の原子力発電所における最も危険な仕事のために、

下請け労働者、ホームレス、非行少年、放浪者や貧困者を募ることは、

30年以上もの間、習慣的に行われてきた(僕の友達は俗に言う非行少年)。

そして今日も続いている。



慶応大学の物理学教授、藤田祐幸氏の調査によると、

この間、700人から1000人の下請け労働者が亡くなり、

さらに何千人もが癌にかかっている。





『完全な秘密』

原発奴隷は日本で最もよく守られている秘密の1つである。

いくつかの国内最大企業と、恐るべきマフィア、

やくざが拘わる慣行について知る人はほとんどいない。

やくざは電力会社のために労働者を探し、

選抜し、契約することを請負っている。



「やくざが原発親方となるケースが相当数あります。

日当は約3万円が相場なのに、彼等がそのうちの2万円をピンハネしている。

労働者は危険作業とピンハネの二重の差別に泣いている。」



と写真家の樋口健二氏は説明する。

彼は30年間、日本の下請け労働者を調査し写真で記録している。



樋口氏と藤田教授は、

下請け労働者が常に出入りする場所を何度も訪れて回り、

彼らに危険を警告し、

彼らの問題を裁判所に持ち込むよう促している。

樋口氏はカメラによって、

藤田氏は放射能研究によって、

日本政府、エネルギーの多国籍企業、そして、人材募集網に挑んでいる。

2人の意図は、

70年代から原発が操業のために、

生活困窮者との契約に完全に依存するに至るまで拡大した悪習に、

ブレーキを掛けることである。



「日本は近代化の進んだ日の昇る場所です。

しかしこの人々にとっては地獄であるということも世界は知るべきなのです。」

と樋口氏 は語る。



日本は第二次世界大戦後の廃墟の中から、

世界で最も発達した先進技術社会へと移るにあたって、

20世紀で最も目覚しい変革を遂げた。

その変化はかなりの電力需要をもたらし、

日本の国を世界有数の原子力エネルギー依存国に変えた。



常に7万人以上が、

全国9電力の発電所と52(2003年当時の数だと思う)の原子炉で働いている。

発電所は技術職には自社の従業員を雇用しているが、

従業員の90%以上が、

社会で最も恵まれない層に属する、

一時雇用で知識を持たない労働者である。

下請け労働者は、

最も危険な仕事のために別に分けられる。

原子炉の清掃から、

漏出が起きた時の汚染の除去、

つまり技術者が決して近付かない、

そこでの修理の仕事まで。



嶋橋伸之さんは、

1994年に亡くなるまでの8年近くの間、

そのような仕事に使われていた。

この若者は横須賀の生まれで、

高校を卒業して静岡浜岡原発での仕事を持ちかけられた。



「何年もの間、私には何も見えておらず、

自分の息子がどこで働いているのか知りませんでした。

今、あの子の死は殺人であると分かっています。」

彼の母、美智子さんはそう嘆く。



嶋橋夫妻は、

伸之さんを消耗させ、

2年の間、

病床で衰弱させ耐え難い痛みの中で命を終えさせた、

その血液と骨の癌の責任を、

発電所に負わせるための労災認定の闘いに勝った、

最初の家族である。

彼は29歳で亡くなった。



原子力産業における初期の悪習の発覚後も、

貧困者の募集が止むことはなかった。

誰の代行か分からない男達が頻繁に、

東京、横浜などの都市を巡っては働き口を提供して回る。

そこに潜む危険を隠しホームレス達を騙している。

発電所は少なくとも毎年5000人の一時雇用労働者を必要としており、

藤田教授は少なくともその半分は下請け労働者であると考える。



最近まで日本の街では生活困窮者は珍しかった。

今日、彼らを見かけないことはほとんどない。

原発は余剰労働力を当てにしている。

日本は12年間経済不況の中にあり、

何千人もの給与所得者を路上に送り出し、

1人あたりの所得において、

世界3大富裕国の1つに位置付けたその経済的奇跡のモデルを疑わしいものにしている。

多くの失業者が家族を養えない屈辱に耐え兼ねて、

毎年自ら命を絶つ3万人の一員となる。

そうでない者はホームレスとなり、

公園をさまよい、

自分を捨てた社会の輪との接触を失う。





『原発ジプシー』

原発で働くことを受け入れた労働者達は、

原発ジプシーとして知られるようになる。

その原発ジプシーという名は原発から原発へと、

病気になるまで、

さらにひどい場合は見捨てられて死ぬまで、

仕事を求めて回る放浪生活を指している。



「貧困者の契約は政府の黙認があるからこそ可能になります」



人権に関する海外の賞の受賞者である樋口健二氏は嘆く。



日本の当局は、

1人の人間が1年に受けることが可能である放射線の量を50mSvと定めている。

大部分の国が定めている5年間で100 mSvの値を大きく超えている。

理論上、

原子力発電所を運営する会社は、

最大値の放射線を浴びるまでホームレスを雇用し、

その後“彼らの健康のために”解雇し、

再び彼らを路上へ送り出す。

現実はその同じ労働者が数日後、

もしくは数ヵ月後、

偽名で再び契約されている。

そういう訳で約10年間、

雇用者の多くが許容値の何百倍もの放射線にさらされている説明がつくのである。



長尾光明さんは、

雇用先での仕事の際に撮られた写真をまだ持っている。









写真では彼は常に着用するわけではなかった防護服を着ている。

病気になる前、

5年間働いた東電・福島第一原発で、

汚染除去の作業を始める数分前に撮った写真である。

78歳、

原発ジプシーの間で最も多い病気である骨の癌の克服に励んで5年を経た今、

長尾さんは原発を運営する会社と日本政府を訴えることに決めた。

興味深いことに彼は、

契約されたホームレスの1人ではなく、

監督として彼らを指揮する立場にあった。

「大企業が関わる仕事では何も悪い事態が起こるはずはないと考えられてきました。

しかしこれらの企業がその威信を利用し、

人々を騙し、人が毒される危険な仕事に人々を募っているのです。」

と長尾さんは痛烈に批判する。

彼は許容値を超える大量の放射線にさらされてきたため歩行が困難となっている。



30年以上の間、

樋口健二氏は、何十人もの原発の犠牲者の話を聞き、

彼らの病を記録してきた。

彼らの多くが瀕死の状態で、

死ぬ前に病床で衰弱していく様子を見てきた。

おそらくそれ故、

不幸な人々の苦しみを間近で見てきたが故に、

調査員となった写真家は、

間接的にホームレスと契約している多国籍企業の名を挙げることに労を感じないのだ。

東京の自宅の事務所に座り紙を取り出し書き始める。



「パナソニック、日立、東芝……」





『広島と長崎』

企業は他の業者を通してホームレスと下請け契約をする。

労働者の生まれや健康状態などを追跡する義務を、

企業が負わずに済むシステムの中でそれは行われている。

日本で起こっている事態の最大の矛盾は、

原子力を誤って用いた結果について世界中で最も良く知っている社会の中で、

ほとんど何の抗議も受けずにこの悪習が生じているということである。



1945年8月6日、

アメリカ合衆国は、

その時まで無名であった広島市に原子爆弾を投下し、

一瞬にして5万人の命が失なわれた。

さらに15万人が翌5年間に放射線が原因で亡くなった。

数日後、長崎への第2の爆弾投下により、

ヒロシマが繰り返された。



あの原子爆弾の影響と、

原発の下請け労働者が浴びた放射線に基づいて、

ある研究が明らかにした所によると、

日本の原発に雇用された路上の労働者1万人につき17人は、

“100%”癌で亡くなる可能性がある。

さらに多くが同じ運命をたどる“可能性が大いにあり”、

さらに数百人が癌にかかる可能性が ある。

70年代以来、

30万人以上の一時雇用労働者が日本の原発に募られてきたことを考えると、

藤田教授と樋口氏は同じ質問をせざるをえない。



「何人の犠牲者がこの間亡くなっただろうか。

どれだけの人が抗議も出来ずに死に瀕しているだろうか。

裕福な日本社会が消費するエネルギーが、

貧困者の犠牲に依存しているということが、

いつまで許されるのだろうか。」



政府と企業は誰も原発で働くことを義務付けてはおらず、

またどの雇用者も好きな時に立ち去ることができる、

と確認することで、

自己弁護をする。

日本の労働省の広報官はついに次のように言った。



「人々を放射線にさらす仕事があるが、電力供給を維持するには必要な仕事である。」



ホームレスは間違いなくそのような仕事に就く覚悟が出来ている。

原子炉の掃除や放射能漏れが起こった地域の汚染除去の仕事をすれば、

1日で建築作業の日当の倍が支払われる。

いずれにせよ、

建築作業には彼らの働き口は滅多に無い。

大部分が新しい職のおかげで社会に復帰し、

さらには家族の元に帰ることを夢見る。

一旦原発に入るとすぐ、

数日後には使い捨てられる運命にあることに気付くのである。



多くの犠牲者の証言によると、

通常、危険地帯には放射線測定器を持って近付くが、

測定器は常に監督によって操作されている。

時には大量の放射線を浴びたことを知られ、

他の労働者に替えられることを怖れて、

ホームレス自身がその状況を隠すことがあっても不思議ではない。



「放射線量が高くても、働けなくなることを怖れて、誰も口を開かないよ。」



斉藤さんはそう話す。

彼は、

「原発で色んな仕事」

をしたことを認める、

東京、上野公園のホームレスの1人である。









原発で働く訓練と知識が欠如しているため頻繁に事故が起きる。

そのような事故は従業員が適切な指導を受けていれば防げたであろう。



「誰も気にしていな いようです。

彼らが選ばれたのは、

もしある日仕事から戻らなくても、

彼らのことを尋ねる人など誰もいないからなのです。」

と樋口氏は言う。



一時雇用者が 原発の医療施設や近くの病院に病気を相談すれば、

医者は組織的に患者が浴びた放射線量を隠し、

“適性”の保証付きで患者を再び仕事に送り出す。

絶望したホームレス達は、

昼はある原発で、

夜は別の原発で働くようになる。



この2年間、

ほとんど常に藤田、樋口両氏のおかげで、

病人の中には説明を求め始めた者達もいる。

それは抗議ではないが多くの者にとっての選択肢である。

村居国雄さんと梅田隆介さん、

何度も契約した末、

重病にかかった2人の原発奴隷は、

雇用補助の会社を経営するヤクザのグループから、

おそらく「殺す」と脅されたために、

それぞれの訴訟を取り下げざるを得なかった。





『毎日の輸血』

大内久さんは、

1999年、日本に警告を放った放射線漏れが起きた時、

東海村原発の燃料処理施設にいた3人の労働者の1人である。

その従業員は、

許容値の1万7000倍の放射線を浴びた。

毎日輸血をし、皮膚移植を行ったが、

83日後に病院で亡くなった。



労働省は、

国内全ての施設について大規模な調査を行ったが、

原発の責任者はその24時間前に警告を受けており、

多くの施設は不正を隠すことが可能であった。

そうであっても国内17の原発のうち、

検査を通ったのはたったの2つであった。

残りについては最大25の違反が検出された。

その中には労働者の知識不足、

従業員を放射線にさらすことについての管理体制の欠如、

法定最低限の医師による検査の不履行、等も含まれた。

その時からもホームレスの募集は続いている。



松下さんと他10名のホームレスが連れて行かれた福島原発は、

路上の労働者と契約する組織的方法について何度も告発されている。



慶応大学の藤田祐幸教授は、

1999年、原発の責任者が、

原子炉の1つを覆っていたシュラウド(炉心を囲む構造物)を交換するために、

1000人を募集したことを確認している。



福島原発での経験から3年後、

松下さんはさらに2、3の仕事を受けたことを認めている。

その代わり彼に残っていた唯一のものを失った。



健康である。



2、3ヶ月前から髪が抜け始めた。

それから吐き気、

それから退廃的な病気の兆候が現れ始めた。

「ゆっくりした死が待っているそうだ。」

と彼は言う。






【この新聞はインタビューを受けられた樋口健二氏より提供された。

記事の訳内容の一部は、樋口氏によって訂正されている。

尚、原文では、写真は全てカラーで掲載】



訳責:美浜の会






20歳そこそこの僕はこの問題を聞いていながら、

正直言って自分のことで精一杯な毎日だったので、

あまり気に止めてなかった気がする。

ふと原発で働いてたと言っていた友達を思い出したのも、

何かの知らせなのだろうか。

そのYという友達は、

もう連絡先も分からないから一生会うことは無いかもしれない。

原発には3カ月しか働いてなかったから無事なのだろうが、

ちょっと心配だ。



こういう事実は皆の心に刻んでいて欲しい。





  

Posted by 小橋川大介 at 00:13

2011年03月26日

災害の対応にあたる政治家の作業着




前から思っていましたが、

災害の対応にあたる政治家が、

“わざとらしい作業着”を着てるけど、

あれは何の役にたつの?

だったら現地行けって感じしませんか?

誰も現地には行かないで、

コンビニ行って商品が無いのを確認してどうするんだって感じ。











商品が無いのは知ってるっしょ?

しかも襟を立てたりしてよ〜(-_-)











宝塚かよっ!!(-_-)






震災後、

どうもネタを書く気にならなくて書いてませんでした。

2〜3日前から面白画像を使ったりしましたが、

何か心に引っ掛かってます。

「被災地のためにもささやかな笑いを」と思ったりもしたんですが、

苦しみの渦中にある人を笑いで励まそうなんてのは、

きれい事でしかないのかな?

しっかりとご飯が食べれて、

ちゃんと眠れる場所があってからこそ、

人間は初めて心から笑えるんじゃないのかな?

目の前に“死”がチラついている時は、

笑いなんてのはどうでもいいのかな?

僕に、

この1つのサイトというか、

ブログで出来ることがあるとすれば、

震災が落ち着いてこれから復興に向けて立ち上がろうって時なのかな?

そう思いました。

だからその日が来るまではそれに役立つ事を書いていきます。

早くそんな日が来ればいいと願いながら。





今現在の確認された震災の死者は1万人を越えて、

もしかしたら3万人を越えてしまうかもしれない。

テレビや新聞で見出しになるのは、

死者数と行方不明者の数ばかりだけど、

例えばこの震災を“3万人が亡くなった1つの事件”と考えると、

“1つの事件”としてしか理解出来ない気がします。

じゃあ20万人以上が亡くなったスマトラ島沖地震と比べたらマシだったのかと、

そんな風に数字でしか考えられなくなってしまう。

3万人が亡くなった1つの事件ではなく、

“1人が亡くなった事件が3万件あった”ってこと。



本来、人間の悲しみというのは個人的なものだと思います。

被災者のインタビューを見ても「妻が…」「子供が…」です。

一個人にとっては、

他人が何万人亡くなることよりも、

自分の子供や身内が1人死ぬことの方がずっと悲しくて辛いし深い傷になります。

極端に残酷な言い方をすれば、

大事な人が生きていれば、

10万人死んでも100万人死んでもいいと思ってしまうのが人間なんですよね。

そう考えれば今回の震災被害の本当の“重み”が分かると思います。



3万通りの死に、

身を引き裂かれる思いをされているそれぞれの人達がいて、

その悲しみに今も耐えています。

だから日本中が自粛自粛で重苦しい雰囲気になってしまうのも仕方ない気がする。

悲しみと恐怖の実感が全国を覆ってる。



逆に言えば、

それは今まで普段の日本人がいかに、

「死」を見て見ぬフリしてきたかという証拠ではないでしょうか?



外国で内戦やテロが起こってどんなに人が亡くなったって、

日本で毎年3万人以上の自殺者が出ている事実があったって、

ほとんどの人は深く考えもしないし、

悲しまなかった。



今回の“当事者”になって、

死と恐怖を実感して初めて心からその“重さ”が分かったんじゃないかな。

原発もどうなるか分からないし、

こんな状況の中で平常心でいるのは難しい。

日頃の仕事が手につかない人も多いと思う。

でも僕らは毎日やるべき事を淡々とこなすしかない。

人はいずれ死ぬ。

それが長いか短いかでしかない。

それを受け入れると多少なりとも考え方が変わっていくと思う。






神がかりの力は追い込まれてこそ宿ります。

危機が深いほど反発力も大きいと信じ、

被災者と肩を組もう。






『地震による液状化現象で地盤沈下した場所の飛び出たマンホール』









  

Posted by 小橋川大介 at 13:53

2011年03月25日

地震の前兆現象




忙しくて伝えたい情報が伝えられなかった(汗。



一昨日、震度5強が3回ありました。

11日のマグニチュード9の振動は地球を5周した。

地震の前兆現象として、

地震雲が現れたり、

地磁気が乱れたり、

大気中のイオンが増えたり、

地下水のラドン値が増えたりと色々あります。



全国各地にあるこれらを観測する施設で計測されたデータは、

その施設のHPで見れるので、

毎日チェックしてると変化が分かるのです。



21日から忙しくてチェック出来なかったので、

21日から本日までの色々なデータをチェックしました。

気になる数値が出ていたので書いておきます。



21日から兵庫県川西の大気イオン濃度が上がってます。



AVG.45.898
MAX 46k



↑↑↑

こんなん数値を書いても普通の人は意味不明だと思うので今後は省きます。

大気イオン濃度が高いので、

中部・近畿地方は警戒した方がいいかなと思ったら、

近畿中部の23日「MODIS AQUA」衛星画像に気になる雲が。











近畿中部地方は警戒して下さいね。





震源地が南下し内陸に移動していると書いてきましたが、

21日に三宅島のFM電波観測でノイズが。

24日、そして本日25日の未明と朝に三宅島で強力なノイズが観測されました。

大気イオン濃度も東京国分寺の観測でやや高い傾向があります。

このような現象はもし地震があるとしたら1週間以内に起こるパターンです。

関東及び隣県、隣々県の沖、

伊豆諸島や小笠原諸島、

その下のマリアナまでは1週間は引き続き警戒して下さい。



1週間後と言えば、

今年1番月が遠くなる新月。

20日の今年再接近から2週間で月は10万km地球から離れます。

月の引力の急激な変化は確実に何らかの影響があるので本当に注意して下さいね。





  

Posted by 小橋川大介 at 23:57

2011年03月25日

オーガズム




題名

『オーガズム 1』








『オーガズム 2』









  

Posted by 小橋川大介 at 20:50

2011年03月23日

ラクダの睡眠




『沖縄のラクダ』









『その沖縄のラクダの睡眠』









  

Posted by 小橋川大介 at 19:40

2011年03月22日

福島原発で今何が起きているのか




枝野長官が原発の会見をする際、

最初のうち明らかに、

「放射線」

「放射能」

「放射性物質」

の違いをよく理解せずに会見していたのは一目瞭然でしたが(苦笑、

一般国民が専門知識がないのは当然のことですよね。



まず今、

「何が起きていて、何が危険なのか」

を正確に知る必要があります。

多分、誤解をしている人が多いと思うので、

この機会に僕が分かる範囲で説明しときますね。





まず今、福島原発で起きていることは恐らく「核分裂」ではありません。

もちろん小さな核分裂反応は起きている可能性は高いですが、

原発を動かす莫大なエネルギーである「臨界」は地震直後には止まっている。

臨界とは、

核分裂反応が次々と連鎖的に起きる状態のことで、

この反応速度を制御出来なくなると、

チェルノブイリ事故の様に加速度的に反応が早くなり、

爆発に至る可能性があります。

今、原子炉で起きているのは、

原発が運転していた時に、

核分裂反応で作られた核分裂主成物が熱を発している、

という問題です。

核分裂したウランやプルトニウムは、

もっと軽い別の物質に分かれます。

「核が分裂する」とはそういう意味です。

この生成物も放射性物質ですが、

そのままの状態ではいません。

再び別の物質に変化し、

さらに……(忘れた 苦笑)という反応を繰り返し、

最終的に放射性を持たない物質になって反応は終わります。



この一連の反応を「ベータ崩壊」と言うんですが、

その際に「ベータ線」という放射線が出ます。



ちなみにその過程で現れる生成物は数百種類あります。



そしてその反応の際に大量に熱が出ます。

これが「崩壊熱」で、

今、福島原発の原子炉を熱くしている正体は“これ”です。



このベータ崩壊は多くの熱を発するんですが、

いずれは自然に収束します。

その最終段階に至る時間ですが、

一部は長い年月をかけて進む反応もありますが、

多くは数日で急速に発熱量が減ります。

だから仮に放置しても崩壊熱は、

数日単位で収まっていきます。



ではなぜ慌てて冷やす必要があるのかと言いますと、

当たり前ですが、

放射性物質を原子炉の外に拡散させないためです。

崩壊熱は巨大です。



今回、

福島原発で空焚きになった燃料棒は、

2700度以上に達したと見られており、

なぜそれが分かるかというと、

その温度にならないと溶けない被覆菅が溶けたので、

これだけの熱があれば、

鋼鉄製の圧力容器を溶かします。

すなわち炉心溶融、

メルトダウンを起こす危険があるのです。

鉄の融点は1500度くらいなので。



なので仮に核分裂が止まっていても、

崩壊熱によって原子炉が壊れ、

すでにベータ崩壊の過程で大量に発生している放射性物質、

反応で生じる放射線が外部に漏れ出す恐れがある、

という訳です。



ちなみに細胞を破壊するなどして人体に影響を与えるのは、

「放射線」であり、

物質がその放射線を出す能力を「放射能」、

その放射能をもつ物質を「放射性物質」と言います。



一般的に使われる「放射能が漏れる」と言うのは、

少し問題ある表現で、

正確には、

「放射能を持つ放射性物質が漏れる」

という表現になります。



原子炉の穴などから直接、

「放射線が漏れる」

ということも重大な問題ですが……。





分かりやすく説明するとこんな感じなのですが、

分かりやすかったでしょうか?



何にしろ大変な事が起きてるんです。






  

Posted by 小橋川大介 at 21:07

2011年03月21日

沖縄のラクダ




題名

『沖縄のラクダ』









  

Posted by 小橋川大介 at 19:59

2011年03月20日

千葉県東方沖・関東東方沖に注意




本日早朝4時過ぎ、

月と地球の距離は356,574kmになった。

今年一番月が地球に近付いた。

その時の引力は大きい。

「阪神大震災」の時は1年で太陽が最も地球に近付いた時の満月だった。

今のところ何も起こっていない。

何も起きるな。



今日の午前中の千葉県銚子沖の「MODIS TERRA」衛星画像。

気になる雲が。










震源域も南下しており、

千葉県東方沖、関東東方沖が懸念される。

東京大学地震研究所が房総半島沖を指摘しているとの情報もあるので、

千葉、東京の方々は引き続き警戒して下さい。





大震災の被害はいまだに全容を見せない。

奇跡の救出劇もあるが、

圧倒的にどんどん死亡者の数が増えていく。

避難所や病院で力尽きるお年寄りが後を絶たない。

福島原発は4つの原子炉が悪さを競うように日替わりで暴れている。

津波と原発事故、

2つの怪物を伴った今回の災害は10日経った今も尚、

“災害中”という異様さだ。

その異様さは“大”“小”あるが、

3月11日に始まった。

泣きたいけれど泣けません。

絶対に戻らぬ時を一緒に恨み、

足元の、そして来るべき苦難に1人1人立ち向かおう。

神がかりの力は追い込まれてこそ宿る。

危機が深いほど反発力も大きいと信じ、

被災者と肩を組もう。

敗戦の焼け野原から立ち上げたこの国。

この国以外に僕達の帰るべき場所は無いのだから。










  

Posted by 小橋川大介 at 19:48

2011年03月19日

地震が内陸へ……気になる衛星画像











震源域が内陸に拡がる傾向にある。

「突然の揺れにご注意を」

と更新しようと思ったら、

19時05分頃、茨城県北部で震度5強の地震があった。

沖ではなく内陸なので、

今後も引き続きご注意下さい。





昨日の「MODIS TERRA」の四国上空衛星画像。










そして全国の衛星画像。










気になるところがあり過ぎます。






普通の気象現象だと良いんですが……。





話は変わりますが、

北朝鮮と中国の国境に「白頭山(ペク・トーサン)」という火山がありますが、

この白頭山は、

10世紀に過去2000年間で世界最大級とも言われる巨大噴火を起こし、

その火山灰は偏西風に乗って日本の東北地方にも降り注いだそうだ。

その白頭山についてですが、

韓国統一省は17日、

「北朝鮮側が白頭山で火山活動に関する合同地質観測を行うよう韓国側に提案してきた」

と発表しました。

2002年以降、

白頭山では地震の回数が以前よりも約10倍に増加。

頂上の隆起、カルデラ湖や周辺林からの火山ガスの噴出が確認されていて、

韓国の学者さんが、

「白頭山は2014年から2015年の間に噴火する可能性がある」と発表もしています。

今回の北朝鮮からの提案を受けて、

韓国気象庁は3月初旬に朝鮮半島での火山観測体制を構築し、

関連の予防対応策を策定し始めているそう。



「太陽活動が低下している」と以前書きましたが、

太陽活動が低下すると宇宙線(高エネルギーの放射線)が増大し、

宇宙線も防御できず、

宇宙線の地下深部の浸透量が多くなり、

マグマは大きな刺激を受け暴れ出します。

おまけに寒冷化の方向に向かう。

菅内閣は原発の火で日本を沈没させてしまうかも知れないが、

更に追い討ちをかけて白頭山の噴火は日本を埋没さてしまうかもしれない……。



白頭山巨大噴火の古文書は沢山残っているらしいので、

今度、図書館で調べてみます。





さて以前から書いてますが、

今年最大の満月が今夜明けて、

2011年03月20日04時09分 に最接近(356,574km)となるようです。

ということは、

「大潮」になるので、海岸地帯は注意して下さい。

太平洋岸ではマグニチュード9.0で75cmも沈没しているので、

床下・床上浸水に注意ですよ。





福島原発では大変な事態が起こってますが、

核棒内の未使用ペレットは短時間は見られます。

ニュースでも15分交代で作業にあたってると言ってますが、

使用済みは核燃料は近づく事も出来ません。

使用済み核燃料は未使用に比べて毒性が猛烈に強い。

「プルトニウム239」や「ヨウ素131」、

「クリプトン85」「キセノン133」「セシウム137」等の放射性物質が含まれているからだ。

放射性物質の名前を書いてもハッキリ言って初めて聞くとは思いますが、

頭に残像でも残してて下さい。

全世界の原発が一番苦労しているのは、

この使用済みの後始末です。

ハンパな処理ではその有毒性を閉じ込めるのは不可能で、

その危険を背負っているのが青森県なんです。

沖縄県民より青森県民はおとなしいのか余り文句は言わない。

言ってるのにあまり報道されてないのか?

その真偽は分かりませんが、

我々沖縄県人はそれに比べたらまだ、

危険性は低い状況なのかもしれない……。




  

Posted by 小橋川大介 at 20:15

2011年03月18日

豆腐の上の原発





ずっと地震のことばかり書いて、

あえて原発のことは書きませんでした。



原発に関しては凄くデリケートな問題だし、

何より、

何をどうしたって僕には何もすることは出来ないからです。

せいぜい真実は分からないけど「避難して下さい」としか言えないのが関の山。

しかしその「避難して下さい」も、

逃げる必要がないのにパニックを引き起こす原因にも成りかねない現状もある……。

静観するしかないですよね……無力感。



化学が創り出したものが生みの親の制御を超えて暴れる。

人類の“滅び”の可能性を秘める「核」の暴走です。

人体を脅かす放射能と戦い、

恐怖を抑えて踏みとどまる原発従事者の、

無事でいられることを祈らずにはいられない。



本日14時46分、

東北地方太平洋沖地震からちょうど1週間が経ちました。

14時46分になると同時に、

NHKを見ながら被災者の方達と黙祷を捧げました。

それと一緒に原発従事者の無事も祈りました。



誰かが原発という“怪物”を封じなければならないのも事実としてある。

その事実が身を切られるような思いと共に立ちすくむしかない現状。

だから書けなかった。

歳月と共に文明開化に明け暮れてきた僕達は、

電気を知り、

もう灯を消して暮らせない。



今回の事故でこれまで「原発二大事故」だった、

アメリカのスリーマイル島とソ連のチェルノブイリに、

「フクシマ」が入り“三大”になるのは現時点の規模で間違いないだろう。



地震大国にある原発。

まさに「豆腐の上の原発」。



北朝鮮の若者は原子炉の冷却水中を泳いで制御棒の修理をした。

原子炉特攻隊だ。

その北朝鮮の若者は、

現世では英雄だったが、

今は天国で安らかに眠っている。



今はただ、

犠牲によって大勢の人が幸せになる物語、

のような結末とは異なる結末を願います。

必ずや家族の元へ全員無事に帰って欲しい。






  

Posted by 小橋川大介 at 18:35

2011年03月17日

衛星画像のノイズ




やっと東海大学MODISが復旧しました。

これでさらに雲の動きや磁気異常によるノイズを確認できるようになる。

早速、青森、秋田、岩手周辺にノイズが。

朝から数回秋田周辺が震源の小規模な地震があったからその影響か。










「東海大学宇宙情報センター(TSIC)提供」



  

Posted by 小橋川大介 at 21:35

2011年03月17日

フィリピン海プレートが静かすぎて不気味




地震の被害で原子力発電所も大変なことになってますが。

皆さん、根も葉もない噂には惑わされないようにして下さいね。

自分の第6感を信じて下さい。

油断は禁物です。

何回も書いてますが、

20日は今年、最大の満月。

月の引力のメリハリで地球内部のマグマやプレート岩盤が揺さぶられると活断層が動きます。

4月3日の新月までは第一段階の用心と言うことで。

ずっと「用心」と唱ってると気疲れしそうなので、

まずは4月3日まで精神力を保って用心して下さい。

その間にまた何か動きがあると思うので、

僕なりに何か調べたものを伝えられたらと思います。





しかし東日本にばかり皆の意識がいってますが、

西日本~沖縄も……フィリピンプレートが静かすぎで不気味。

西日本から沖縄の太平洋側にあるフィリピン海プレートがあまりにも静かすぎる。










で、一昨日15日の衛星画像に写った断層状の雲と弧状の雲。



↓↓↓










名古屋沖に現れた地震雲と書きましたが、

和歌山県の群発地震が3/11以前より減少しているような気が……。

その日、

この地震雲の北東にあたる静岡県東部で震度6強がありました。

和歌山は距離的に同じくらいで西側に位置しています。

和歌山は東南海・南海地震エリアなので、

和歌山にお住まいの方は頭に入れていて下さい。



引き続き皆で乗り切るよう頑張りましょう。






  

Posted by 小橋川大介 at 17:51