2012年04月26日

女の子が声を出さない理由




自殺の名所に、

「コンニャクって凍らせるとどうなると思う?」

「イクラを炒めると……どうなるかな?」

って書いた紙を貼ったら自殺者が減ったってさ、



小橋川大介です。






「風俗でのHの時、どうも女の子の反応が薄いんだな、うん。

もしかして僕は彼女を満足させられてないの?」






自称おっぱい上級者で脇汗好きを自負する先輩Kさん(バー経営 兼 ゴキブリマスター/40歳)の、

この衝撃的な言葉で〆させて頂いた、

昨日のブログ『Hの後なぜ男性は冷たい http://dkproject.ti-da.net/e3964961.html』ですが、

続きを書くと書いちゃったので不本意ではあるが、

続きを書きたいと思います(汗。






先輩Kさん「風俗でのHの時、どうも女の子の反応が薄いんだな、うん。

もしかして僕は彼女を満足させられてないの?」






『Hの後なぜ男性は冷たい』という議論に一区切りが付いたと安堵していた矢先、

このホームラン級のアホ発言が飛び出した。




思いつめた表情でこの発言をしたのはもちろん、

自称おっぱい上級者で脇汗好きを自負する先輩Kさん(バー経営 兼 ゴキブリマスター/40歳)。



まず根本的に間違っているのは、

自分から風俗に行く、

その行為自体、

女の子を満足させるという前に、

明らかに自分が満足するために行くというのが理由の筈だ。

風俗ばかりが入店している“マンゾク”ビルという名前のビルがあるように……。






そういう思いが頭の中を駆け巡っていると、

このホームラン級のアホ男は畳み掛けるように話し始めた。






先輩Kさん「Hの時どうも女の子の反応が薄い……。

もしかして僕は彼女を満足させられてないの?」






……それ、2回目(汗。






先輩Kさん「……そんな風に悩んでいる人は結構多いと思うんだな、うん。

そこで今回は女の子の反応が今イチな理由を考えてみたいと思うんだな、うん。」






……この人さっきまでの僕らの話を聞いてたのだろうか(汗。

もうすでに第1案の討論は終わり、

もし先輩Kさんのこのくだらない討論を始めるとするなら、

それはもう第2案になる。






先輩Kさん「考察その1なんだけど、

彼女の反応を僕はAVと比べてしまっていないか?

普通に暮らしているとまず他人のセックスを見る機会などないんだな、うん。

その為にほとんどの人にとって、

“他人のセックス=「AV」というのが実情だと思うんだな、うん。

でも言うまでもなくAVはエンターテイメントであって、

女優たちが大声でアエギまくるのは演技だとも分かってる。

現実の女の子の反応を比べる方が間違っていると、

僕は改めて認識した方がいいのだろうか……。

……考察その2なんだけど、

女の子は僕のことを本気で好きだからこそ声を出さないのかな。

“遊んでいると思われたくない”

“淫乱な女の子と思われたくない”

本当は感じているんだけど、

あなたを好きだからこそ、

そんな風に考えてしまい、

女の子は声を出せないのかな……うん。」






……じゅ、重症過ぎる(汗。






僕は風俗で働く女性を否定する気はさらさらない。

しかしそれなりの覚悟をして風俗で働く女性が、

男に、イヤ、お客さんに“遊んでいると思われたくない”

などと思う訳がない(汗。






そんな重傷な先輩Kさんという名のクランケに、

僕は医師のように厳格な気持ちで問診した。






僕「Kさん、そういう相手にはHの最中に、

“君の声が聞きたい……”とか、

“声を出してくれると嬉しいな”と囁いてみたらどうでしょうか。

そう言って安心すればきっと声を出してくれると思いますよ。」






僕はそう言うと先輩Kさんの額に手を当ててみたが熱は無いようだ。

続けて脈を取ってみるとかなり早かった。

僕は深呼吸をするよう促し、続きを話し始めた。






僕「Kさん、もしかしたらその女の子は未開発で感じないのかもしれませんよ。

これはもうじっくりKさんが開発していくしかないんじゃないですか。

さらに付け加えるなら、

実は声を出すには“知識”が必要だと思います。

例えば西洋と日本のAVでは女優が発する声にはかなりの差がある。

もちろんAVは作り物ではありますが、

100%フィクションという訳ではないじゃないですか。

実際、日本人女性は可愛い声を出す場合が多いし、

アメリカ人女性は大きな声を出す場合が多い。

性に対する規制が厳しい国の女性はセックスの際にほとんど無反応だと言いますし、

こうした違いは元々の国民性の他に、

AVを含むメディアなどから、

女性がセックスの際の反応を学習した結果だと思いますよ。

だから最終的には女の子にAVを見せて、

“こういう風に声を出すんだ”と覚えさせれば、

次第に声を出してくれるようになるんじゃないですか。」







先輩Kさん「……ありがとう。」






一言だけそう言うと、

先輩Kさんは席を立ち僕に握手を求め、

僕はそれに応じた。







先輩Kさん「……先に帰るわ。」






珍しく落ち込み気味の先輩Kさんは、

レジに向かって歩いていき、

自分の分のお会計を済ませ、

皆の前から姿を消した。






珍しく静まり返る一同。

なぜか浮かれないのでこの日はこれで解散することにした。






皆でレジまで行き、

1人いくらかを店員に聞くと予想よりちょっと高かった。






僕「先に帰った人、自分の分、お金払ってましたよね?」






店員「いえ、これを伝票に挟んでいかれただけです。」






僕「これ?」






……






……店員にそう言われ見せられたのは保険証(汗。







その時、僕の頭の中の桜が満開になった。






明日は花見にでも行くかな……。






桜舞い散る中に忘れた記憶と……君の声が戻ってくる……。






どこかで聞いたようなフレーズが僕の頭の中を駆け巡った。






桜散りだす、思い出す、意味なく、

灯りだす、あの頃また気になる、

変わらない香り、景色、風、

違うのは君が居ないだけ、

ここに立つと甦る、こみ上げる記憶、読み返す、

春風に舞う長い髪、たわいない事でまた騒いだり、

桜木の真下、語り明かした、

思い出は、俺、輝いた証だ、

桜散る頃、出会い別れ、

それでも、ここまだ変わらぬままで、

咲かした芽、君、離した手、

いつしか別れ、交わしたね、

桜舞う季節に取り戻す、

あの頃、そして君呼び起こす……






僕が何をしたかというと、

歌詞でイメージ出来ると思いますが、

先輩Kさんに電話して呼び戻し、

全員分払わせました。






先輩Kさんはかなり駄々をこねてましたが、

その時の状況がこの歌詞です。






気付けばまたこの季節で、君との思い出に誘われ、

心の扉たたいた、でも手をすり抜けた花びら、

初めてわかった、俺若かった、

この場所来るまでわからなかったが、

此処だけは今も何故、運命(さだめ)のように香る風、

暖かい陽の光がこぼれる、目を閉じればあの日に戻れる、

いつしか君の面影は、消えてしまうよ、何処かへ、

あの日以来、景色変わらない、

散りゆく花びらは語らない、

桜の下に響いた、君の声、今はもう……






……先輩Kさん、あなたはもうあの頃に戻れるとは思わないで下さい(汗。






【今日の写真】


題名

『先輩Kさんが一方的に悩んでいる女の子がいる札幌の風俗店』

女の子が声を出さない理由






……先輩Kさん曰く、

近くに『マットでいってミルク』という店もあるそうです(汗。








Posted by 小橋川大介 at 15:15