2011年08月30日

台風の日の心温まるハートフルストーリー





僕はジャニーズにはあまり詳しくありませんが、

前から気になってたことがあります。

「タッキーアンドウ翼」をテレビや雑誌などで見かけますが、

「アンドウ」だけが出てない気がします。

なぜアンドウは出ていないのでしょうか。

もう脱退したのでしょうか。

脱退したとしても、

どうして今でも「タッキーアンドウ翼」というユニットのままなのでしょうか。

「アンドウ」のフルネームさえわかれば検索できるのですが、

それすら分かりません。

誰か教えて下さいませんか?

連絡待ってます。



小橋川大介です。





総理大臣が野田さんになった。

頑張って欲しいですね。



それよりも世界陸上の男子100m決勝で、

「ウサイン・ボルト」がフライングによる失格になった。

1回で失格という新ルールですが反対です。

隣の選手や係員が「あ」とか言った瞬間に選手は飛び出してしまいます。

前ルールに戻して欲しいものです。





話は変わりますが、

今日は僕がバイトで家庭教師をしていた頃のちょっとした事件を思い出したので、

だいぶ前にも書きましたが、

もう1度書いていきたいと思います。






【家庭教師をしていた時の出来事】






中学3年生の女の子を教えてた時の出来事。

僕が唯一教えた女の子なのですが、

ここの家庭は非常にほのぼのとしていました。

優しそうなお父さんとお母さん、娘さんだって素直でいい娘で、

毎週教えに行くのが楽しみなくらいでした。

しかし悲劇は突然やってくるモノなのです。





ある日の事、とんでもない台風が沖縄を襲いました。

日中から大雨は降り続き、川は氾濫し、一部交通機関は麻痺し、

テレビでは様々な被害状況を報じていました。

ちょうどその日は家庭教師の日だったのですが、この台風です。

行けるはずがありません。






……普通の人ならそう思うところでしょう。






やはりその女の子も、



「今日は家庭教師が来る日だけど、台風で来れないだろう。」



などと考えたらしく、

ふって沸いた休日に大喜びし、

母親とショッピングに出かけてしまったそうです。

彼女の家はデパートの近くにあった為、

台風でも車ですぐ出掛けることが出来たようです。

家では仕事が休みだった父親だけが留守番をしていました。





やはり台風です。

行くのは面倒くさい。

休みにしてしまいたい。

僕もそう考えたのですが、

変にプロ意識旺盛だったので、



「台風ごときで休んでいたら家庭教師の名が廃る!!ここは這ってでも行かねば!!」



などと激しく見当違いな考えのもと、

まさしく這っていくように教え子の家へと赴きました。






さぁ、これに驚いたのはお父さん。

来ないだろうとタカをくくっていた家庭教師が来てしまった。

突然の家庭教師の急襲に驚きを隠せない。

僕が普段行く時、

お父さんはダンディーな週末パパみたいなファッションをしているのですが、



今日は家庭教師が来ない、楽な服装でいいや、



などと思っていたらしく、

ラクダ色のモモヒキみたいな服を着ていました。

フランクな自分のくつろぎスタイルを見られたお父さんは狼狽していました。

自分の無様な格好は見られるわ、

家庭教師の主役とも言える娘はいないわ、

いつも家庭の事は任せっきりの妻はいないわと、

瞬く間にパニック状態に。



しかしいつまでも僕を玄関先に立たせてはおけません。

とりあえず上がってもらうしかないでしょう。



普段は直で娘の部屋に行って勉強開始となるのですが、

娘がいない今はそうはいかない。

とりあえず僕はリビングに通されました。



「娘達はもうすぐ帰ってくると思うので、テレビでも観て待ってて下さい。」



とお父さんは丁寧に言ってくれた。



台風の中、娘の勉強の為に来てくれた僕に不快な思いをさせてはいけない。

丁重にもてなさなければ……。

お父さんはそう思ったに違いない。






……何て良い人なんだろう。






さて、テレビを観て娘達の帰りを待っている僕を尻目に、

お父さんはキッチンでてんてこ舞いでした。

僕にお茶と茶菓子を出さねばならないのです。

しかし台所の事は妻に任せっきりの為、どこに何があるのかも分からない状態。



お茶を出さない訳にはいかないし……。



うろたえるお父さんの姿に人柄の良さが伺えます。



僕も気を使って、

「いいですよ、お構いなく。」

と言うのですが、

「そういう訳にはいきません!!」

とお父さんと一生懸命なんです。






30分位して、やっとこさコーヒーが出てきました。

お父さんの苦労と涙の結晶ですよ。

台所の事は妻に任せっきり、自分1人ではコーヒーを入れるのも一苦労だ。

お父さんは妻のありがたみを噛み締めている事でしょう。





「あっ、お茶菓子も出さなきゃ。」





そう言ってお父さんは台所の方に消えていきました。

お茶の次は茶菓子……お父さんも大変です。





しかしお父さん、茶菓子の在り処まではどうしても分からない。

あちこち引き出しとかを開けてみるのですが、一向に発見できない様子。






僕は甘いものはあんまり好きではないので、別にお菓子はいいのに……。






すると奥の方から、



「あった!!」



という歓喜の声が。



どうやら茶菓子が見つかったようです。

お父さんはそそくさと発見した茶菓子を、

小さなカゴみたいな入れ物に移し変えていました。

そして発見した茶菓子を手に、

リビングに登場です。



やっと出すべき物を出して、お父さんは一安心です。

僕とお父さんは2人でテレビを見ながらお茶を飲みました。






良い人だな、

僕の為に不慣れな事を一生懸命やってくれて、

こういうお父さんが理想だな。

娘に対しても妻に対しても優しく良き父親に違いない。

うちの親父と交換してもらいたいくらいだぜ、まったく……。



などと僕は想いを馳せていました。






そしてお父さんが一生懸命探してくれた茶菓子でも頂きましょうかねと思い、

茶菓子のカゴに目をやりました。



ほら、高級茶菓子ってあるじゃないですか。

仰々しい箱に入ってるヤツで、

中身もミニケーキみたいな菓子が1個1個袋に入ってるような感じの。

お父さんが持ってきた茶菓子も、そんな感じの菓子に見えたんですよ。

そんな感じのビニールっぽい袋が何個もカゴの上に並んでいたからさ。



やったね高級茶菓子だぜ!!



などと思いまして、ちょっと食べてみようと思い、手に取りました。



しかしその茶菓子を見て、

僕は腰が抜けるほど驚愕したのです!!






手に取った茶菓子の小さな袋には、



……



……



……『ロリエ』



と書いてあるではありませんか!!



そう、間違いなく生理用ナプキンなんです。





う〜む、確かに高級茶菓子に見えないこともない。

でも普通、気が付くだろ!!

あんたはそんなに涼しい顔をして客人に『ロリエ』を出すのかい?



などとツッコミどころ満載なのですが、

もしかしてこれはわざとやっているのでは?

僕に対する手の込んだセクシャルハラスメントかもしれない……。





様々な想いが頭の中を駆け巡ります。

もはや気が気でない状態ですよ。

そんな僕の狼狽ぶりを見て、

お父さんもやっとこさ自分の犯した過ちに気付いたようでした。





そう、自分が出したのは茶菓子ではなく、

娘か妻の生理用品である事に気付いたのです。

しかし今更、引っ込める訳にはいかない。



お父さん的には、気付かなかったフリをしてやり過ごす作戦に出たのでしょう。

そ知らぬ顔でテレビを見出しました。

必死にクールガイを装う彼だが、やはり狼狽ぶりは隠せない。





こうして僕とお父さんは、

山盛りの生理用品を前にしてパニックになりながら、

お互い冷静を装いつつ、コーヒーを飲むのでありました。






そこへ娘と母親が帰宅。



山盛りの『ロリエ』を前に茶を飲む父と家庭教師。

物凄い変態に映ったことでしょう。




中学生の女の子といえば多感な時期です。

そういった用品を他人である家庭教師に見られるのも嫌だったのでしょう。

もう娘は泣いちゃって泣いちゃって、ヒステリー起こしちゃって、

妻は妻で父親に向かって怒り狂っているし、

「ゴメンよゴメンよ。」

と父はただただ謝るばかりでした。

せっかくの台風の中来たのに、この日は勉強するどころではありませんでした。






……幸せな家族をいとも簡単に恐怖のどん底に追いやる『ロリエ』。



……恐ろしいものです。






僕は今でも『ロリエ』を見る度に、あの時の事件を思い出します。

そしてあの一家が今でも仲良く幸せに温かい家庭を営んでいるのを願って止みません。






台風の日の心温まるハートフルストーリーでした。



……



……まっ、嘘ですけどね。






(笑)






【今日の写真】


題名

『ヤフー知恵袋 1』








『ヤフー知恵袋 2』











Posted by 小橋川大介 at 17:00