2011年07月25日

中国の節電対策





昨日、

うちで働く中国人留学生が、

「日本で万引きすると大変なことになるんですよ!!

AV見れば分かるじゃないですか!!」

と言ってて牛乳吹いた、



小橋川大介です。





日本では「節電節電」と言われてますが、

やはりクーラー無しではいられないのが現実な暑さ。

だが少しでも気を使って設定温度を28度にしている会社も多いだろう。

会社にもよると思いますが、

クールビズを取り入れて少しでも涼しく過ごそうと頑張っている『頑張ろう日本』ですが、

中国は更に過酷な節電対策を行っているようだ。






中国の節電対策






見てみると、

もはやヤケクソとしか言えないレベルだ(笑)



日本ならクーラーの設定温度を下げる等の努力はしているのですが、

中国は違う。



まずクーラーなど使わない。



扇風機をフル活用し消費電力を下げる。



そして日本とは比べ物にならないほどの超クールビズで少しでも熱を放散。



また仕事は、

風通しの良い廊下で、

電気を付けず扇風機で頑張る。






中国の節電対策






……頑張るというよりも、

うなだれているようにしか見えませんが(苦笑、

彼らなりの暑さ対策なのかもしれない。





実はこの施設は大学の寮らしいのですが、

クーラーはあるけど止められてて利用できず、

住人が扇風機や廊下で寝ることで暑さを凌いでいるそうだ。

日本であれば“暴動”が起きるレベルなのですが(苦笑、

中国では恒例なのでしょうか。

当たり前のように寝そべっている人が多い。






中国の節電対策






しまいには室内にビニールプール(苦笑。

節電してるのは分かった(汗。

だが節水にはなっていない気もしないでもないのですが、

電力を使わないという意味合いでは有効なのかもしれません(笑)



ちなみに、

「クーラーを使わず扇風機を使いまくれば結局意味無いのでは?」

と思うかもしれませんが、

クーラー1台で扇風機40台分だと言われています。





これを見習い日本でも節電対策に力を入れたいところだが、

『頑張ろう日本』……このフレーズが、

東北の為ではなく、

単なる『節電対策』のスローガンにしか聞こえなくなってきたのは、

僕だけの気のせいだろうか。



何年も前の話になりますが、

息子が小学校低学年の頃に、

「学校では授業の始まりと終わりにベルが鳴るね。」

と言ったことがある。

すると息子は、

「違うよ。ベルは休み時間の始まりと終わりに鳴るんだよ。」

と言った。






……なるほど。



勝手な想像ですが、

子供時代に遊びより勉強が好きだった人は少数派でしょう。



僕の脳裏にも休み時間は10分しかないのに、

教室から校庭まで走って往復3分をかけてまで校庭へ飛び出していた記憶が残っている。



それだけに、

原発事故で屋外の活動もままならない福島の子らは、

つらい1学期だったろうと思う。

福島の子は遊びの空間ばかりか、

日常の空間さえ不安が消えない。

そんな中、

夏休みを迎え、

遠地への“疎開”が相次いでいるという。



「子供に夏休みだけでも思いっきり遊ばせてやりたい。」

「子供が一回り大きくなって帰って来てくれたら。」



そういう思いで疎開へ出す親達。

でも子供の長い不在は親達にも試練でしょう。

そんな夏休みの間、

福島の子達を受け入れる各地のプログラムは軒並み満員という。

ですが様々な事情で行けない子もたくさんいるはず。

五感を全開にして走り回る夏休みを窮屈に過ごす子供達を思えば、

この国の大人として本当に申し訳ない。



楽しい夏休み。

福島の子達、そしてそれぞれの子供達に、

この夏、それぞれの実りが多く訪れることを願います。









Posted by 小橋川大介 at 20:08