2009年10月30日
美味しいメンマの作り方
天才裸婦画家、
小橋川大介です。
僕の古くからのビジネスパートナーMさんは、
ラーメン屋を数軒経営してるのですが、
1ヶ月ほど前、別件の打ち合わせをしていると話題がメンマになり、
「メンマの作り方を知らない人が多すぎるよね〜。」
という話になりました。
そこでメンマの作り方が分からない方々にメンマの作り方を伝授したいと思い、
この1ヶ月間、レポート風にメンマを作っていたのですが、
本日完成したので早速皆さんに伝授したいと思います。
まず割り箸を用意します。
割り箸を割ります。
使用する割り箸は、使い込まれよく味の染みた物が良いみたいです。
味に深みが出るのらしいのですが、
残念ながら今回はそんな割り箸がなく、
僕は新しい割り箸でしか作った事がないので、
今回も新しい割り箸を使うことにしました。
割り箸を切る。
これがなかなか大変でした(汗。
とにかく硬い!!
本当はバカデカイ中華包丁で何本もまとめてブッタ切っているんですが、
我が家は本格的な装備など当然ない為、
キッチンバサミで1本ずつ切りました。
中々根気の要る作業でありました(汗。
しかしこの苦労も美味しいメンマのためだ……。
…そう思うことで何とか大量の割り箸を切り終えることが出来た。
これがメンマになるんですよ〜♪
続いてこれを酒に漬ける作業へと移ります。
紹興酒を使用した方が本場に近い味にはなりますが、
「多分日本酒でも大丈夫じゃないか」と勝手に判断し鍋に日本酒を。
そこに先程切った割り箸を投入。
まだまだ下ごしらえの段階。
とにかく酒はたっぷり注ぎましょう!!
このままの状態で、まずは一晩放置。
翌日これを火にかけて煮立たせたらさらに一晩放置。
「さすがに硬い割り箸を柔らかくするには時間がかかるものなのだなぁ〜」
と思わせる作業工程であります。
どんな物でも食べてしまう中国4000年という国の底力を見た思いです。
何となく割り箸がふっくらしてきたのがお分かりですか?
色もほんの少し茶色くなってきました。
どんどんメンマに近づいています!!
続いて味付けです。
とにかく色々調味料を入れます。
塩や醤油はもちろんのこと、ゴマ油、ラー油、重曹、唐辛子、生姜、粉糖などなど……。
調味料の量については企業秘密ということで記載は控えさせて頂きます。
これは塩です。
重曹。
僕は溶けやすい粉糖を使いますが、佐藤ではなく砂糖でもOK!!
醤油は多めに。
調味料を投入した鍋をいよいよ火にかけるわけだが、この時間が尋常ではない(汗。
三日三晩、火から下ろすべからず……。
月曜の夜から煮込み始めて、木曜日まで家を空けられませんでした(汗。
でもここまで来たからには作るより仕方がないです。
腹を決めて鍋をコンロにかけたました。
すごい量のアクが浮いてきます。
アクがどんどん出てくるので注意!!
本当に凄い量ですから!!
原材料が木なことを今さらながら思い知らされた。
ほとんど寝ないままに3日が経ち、フラフラの状態で鍋を火から下ろす。
見た目はほぼメンマであったが、このままではまだ食べられません。
食べられるのは瓶に入れたまま1ヶ月ほど冷暗所に放置した後です。
中国では地中に深く穴を掘りそこに入れておくのだといいます。
本当に大変な作業なのだ!!
梅酒のビンが空いたので僕はそれを活用しました。
秋なので流しの下に入れて放っておきました。
……
……
あれから今日で1ヶ月。
流しの下を覗いてみると、
何とそこには……
メンマがあった。
出来てる!!
どこからどう見ても、まさにメンマです。
あれほどあった汁が全て吸い取られています。
そしていかにも柔らかそうに折れ曲がっている。
見た目はメンマです。
100人中100人がメンマだと言うだろう。
しかし問題は味です。
おそるおそる箸を突っ込んでみます。
割り箸で元・割り箸を掴んだ瞬間!!
……
……美味しい。
凄く美味しい。
市販されているメンマよりも複雑な味がします。
あまりの種類の多さに節操がないように感じられた調味料も、
今なら「どれも使用するにはキチンとした理由があったのだなぁ〜」
と納得させられる味です。
そういえば「使い古しの割り箸の方が味に深みが出る」と言いましたが、
新品の箸でも十分なように思われます。
これ以上おいしい物が出来てしまうなんてちょっと想像が出来ないです。
中国では炒めて食べることが多いというので、僕も一品作ってみました。
鶏肉とメンマの炒め物。
オススメです。
メンマ作りを久々にやってみて、
「やっぱり手作りは違うなぁ〜」と思わされました。
掛かった時間や作業の複雑さが確実に味に反映されています。
これからは使った割り箸を捨てずに保管しておくことにしよう!!
あれは宝の山だ!!
立派な食材だ!!
時間に余裕が出来たらまたメンマ作りにチャレンジしてみたい。
そしていつかは本場中国のメンマ工場を見学しに行きたいと思った。
皆さん、いかがでしたか?
皆さんも機会があれば作ってみて下さい。
かなり手間隙かかりますが、
その価値はあります!!
最後にメンマ作りで重要なポイントをお教えします!!
……
……
……
こんな事やってはいけません(笑)
全部冗談です(笑)
本物にそっくりですよね(笑)
長文ご購読頂きお疲れ様でした(笑)
Posted by 小橋川大介 at 15:05